KCSは復活するのか?
はじめに
こんにちは、かがみずです。去年まで ICT 委員会に所属していました。いわゆる老害です😊
この記事は ICT Advent Calendar 2016 の 23 日目の記事として書かれる予定でしたが 3 日遅れで書かれました。
コレ宣伝なんですけど, 去った 12 月 21 日に 21 歳になりました! 1 と 2 に溢れた誕生日でした。
(amazon の wishlist を公開しているのでよろしくお願いします!!!毎年恒例のダイレクトマーケティングです😋)
今日は、かつて動いていた*1 KCS (Kagamiz Contest System) のこれまでとこれからのお話です。
目次
- 昔の KCS
- 昔の KCS の破綻
- KCS はどうなるの?
1. 昔の KCS
老害は昔話が好きなので昔の話から始めます。
初代 KCS の†爆誕†
もともと KCS は、「沖縄高専の ICT 委員会で CodeForces や AtCoder の形式でコンテストが開けるようにしよう」という理念のもとに kagamiz が立ち上げたコンテストシステムです。
KCS は KOJ (Kagamiz Online Judge) の派生で開発したもので、 KOJ では
- 典型的な問題を解くための練習問題の提供 (格子点上での最短経路の個数の問題や、Segment Tree を使用することだけに主眼をおいた問題)
- 他のオンラインジャッジなどに収録されていない問題の提供
を主眼として開発していました。
最初は KOJ に問題を投入してコンテストなどを開いていましたが、やはりオンラインジャッジの形式とコンテストはあまり形式が合わないので、コンテスト開催に主眼をおいた KCS の開発に踏み込みました。
KOJ については過去に別のブログ記事を書いています。当時 Python を勉強しながら立ち上げたのでコードはとても目が当てられたものではなかったです。
語彙力を失った kagamiz の過去のブログ記事 によれば、KCS の原型が出来上がったのは 2013 年 8 月 25 日らしいです。
当時の KCS はこんな感じの見た目をしていました。
このときの KCS を特徴づけるものとして
- 一度見たら忘れられないほどのピンク
- 提出ボタンを一度に何回も押したい放題
- 帰ってきたお誕生日コンテスト によって発覚した多数の 脆弱性
があげられると思います。思い出すだけで心が痛くなりますね。
これらを受け、2015 年 2 月 23 日頃に KCS の UI 改善を宣言しました。
2. 昔の KCS の破綻
2 代目 KCS は、「Sohisticated(洗練された)」というテーマを掲げて開発されました。が、変わったのは殆どデザインだけで、後は機能追加などでした。セキュリティ面に関してはあまり改善されていませんでした。
それを受け、 2015 年 5 月に問題が発覚します。優秀な後輩により 2 代目の KCS に致命的な脆弱性が見つかってしまい、その修正のために KCS は姿を消す事になりました。 2016 年 12 月 26 日現在、まだ KCS は復活していません。
kagamiz の元には数多くの悲しみの声が届いています。
↓
KOIは知らなかったけど、KCSが復活したらかがみずさんのセグ木の記事にあった問題を通してみたさがある
— izryt (@_izryt) 2016年10月7日
(これ KOJ のことですね😢)
そういえば、KCSとNPCA Judgeの過去問はいつ復旧orデータ公開されるんですかねぇ・・・
— 12/24はXmasコンテスト (@snuke_) 2016年9月5日
PCK近いけどKCSで対策とかしないんですかね
— kurokoji (@kuro__koji__) 2016年9月1日
いくら問題が作れてもね、KCSがまともに動かないと話にならないのよ
— コーヤ・ロードアゲイン (@ringoh72) 2016年4月1日
僕の作った問題の中で一番の自信作はKCSが滅んだのでもう解けないです。
— yosupo (@yosupot) 2015年7月1日
↑
(悲しみの声ここまで)
3. KCS はどうなるの?
復活はさせます。
現在は開発チームのメンバーが離れ離れになっているので Slack でやり取りを行っています。
開発体制の見直しなどが行われていますが、開発チームの中でどのように仕事を進めていくかという話が行われている状況です。はやく復活させたい...。
なるべく早く皆さんに KCS を届けられるように再び頑張りたいです。ぜひ応援していてください。
*1:噂によると今も動いているらしい